末期がんと言えるステージ4の肺がんは、末期がんの中でも生存率が最も低い。
末期の肺がんの生存率が低い原因は、他のがんなら可能ながん病巣の全摘手術が、肺がんには不可能だからだ。そのため、肺機能を残しつつ、がん組織を最大限に切り取るかが肺がん手術の成否を分ける。大きくなってしまった肺がんによる気管支の閉塞、狭窄に対しては、高出力レーザーを用いてがん細胞を焼き切る(焼灼:しょうしゃく)治療法が有効だ。
非常に治療が難しいステージ4の肺がんの5年生存率が高いがん治療病院を、下記に挙げる。
- ステージ4肺がんの生存率8.5%:九州がんセンター(肺がん症例数537)
- ステージ4肺がんの生存率7.8%:兵庫県立がんセンター(肺がん症例数848)
- ステージ4肺がんの生存率7.6%:大阪府立成人病センター(肺がん症例数808)