タバコの喫煙が膀胱がんでの生存率をも低くするとの因果関係が最も明確に示された。
米国のマイアミ大学と南カリフォルニア大学の共同研究チームが、民族背景の異なる212人の膀胱がん患者の喫煙状況とがんの進行を調査した結果、非喫煙者やたまにしかタバコを吸わない人よりもヘビースモーカーのがんがより進行し、 がんによる死亡リスクが高いことが発見されたのだ。 膀胱がん患者が喫煙者の場合には、がん細胞が特に攻撃的になり、 がん患者を死亡させるのだ。
膀胱がん患者の追跡調査は1987~1996年に実施され、詳細が専門誌「Cancer」に発表された。